何かをアウトプットすることが重要で、
それを続けることこそがZINEであり、
カルチャーになっていく。
普段している映像制作のプロセスを少しずらしながら進行した。
ラディカルな意味でZINEは製本から流通までを自分で行うものだとは思うが、そこを少しずらしてよりカジュアルな捉え方によって制作するスタイルを楽しみながらできたと思う。軽やかさというのもテーマだった。
今回の命題はいかに物語をスクリプトによって語らずに静止画に落とし込むかということで、ある種の土臭さが匂うものにしたかった。
その方向性が今回の製本にハマったと思う。
B0の大型本が作れたらうれしい。
ZINEとはアイデアやアウトプットに時間がかかりそうな、作品として成立しづらいものをまとめるメディアだと思っている。
作家の頭の中が垣間見えるもので、人によっては恥ずかしさを伴うものだが、そうしたものを楽しみ共有する文化だと思う。
作品として強固なものである必要はない。何かをアウトプットすることが重要で、それを続けることこそがZINEであり、カルチャーになっていく(もちろん強固な作品は好きだが)。自分自身の固定観念にとらわれない新しい表現を模索し実験するための場だと認識している。
A5
20P
糸ミシン角背上製本
白
オンデマンド印刷
アラベールホワイト130kg
上質90kg
上質90kg
帯(アラベールホワイト130kg)
ハードカバーに帯をつけると、「本」としての体裁がグッと引き締まります。
表紙と帯を合わせたデザインプランも楽しめますし、通常の書籍のようにキャッチーな見出しをつけて販促にも使えます。