社員インタビュー 社員インタビュー

社員インタビュー

社員インタビュー

製造部
戸田 絢太 Kenta Toda
2016年入社

失敗を成長の糧に

とある象の絵本に携わった時のエピソードです。
その本は紙が硬くて分厚いため、折るのがとても難しい作業でした。ローラーは強すぎると汚れがつきやすく、弱すぎれば折りずれが起こりたすいため、その絶妙な力加減を探す必要がありました。たくさん先輩方にも相談したうえで設定を行い、作業を開始しました。最初の段階で汚れと折りずれを確認したところ問題がなかったため、そのままどんどん作業を進めていきました。
しかし、ある程度作業が進んでいった途中、念のため再度確認をすると、折りずれが出ていました。すぐに機械を止めて先輩に相談をしたところ、一つの台の折丁は全部同じところに汚れがついていることが判明しました。
原因は私が最初の確認で見落としてしまったためでした。
先輩方にも厳しく叱られ、大変落ち込みました。
その後、社長自ら印刷会社に掛け合っていただいた結果、2台分が再度刷り直しとなりました。
刷り直しのため、いつも以上にきれいに折らなくてはいけないし、微かな汚れも許されない状況で、その後の作業は非常に大変なものとなってしまい、周りの方に多大なご迷惑をおかけしてしまいました。この経験から、「念には念を」という言葉を痛感し、二度とこのような事にならないように気をつけて仕事をするようになりました。

このように、仕事をしていると、何か大きな失敗で落ち込んでしまうこともありますが、その都度、何がいけなかったのかを反省し、改善することで、自分の成長に繋げられるんだと感じます。自分が携わった本が誰かの役にたっていると考えると、もっともっといい製品をつくろうという想いが更に強くなりました。

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